近年話題になっているキャッシュレス。
最近では、日常的に耳にする事が当たり前になりました。
また、それがきっかけで興味を抱かれた人も多いはず。
とはいえ、キャッシュレスついていまいち理解していない方も多いのではないでしょうか。
今回は、こうした疑問が解決できるように、キャッシュレスの概要を始め、メリット・デメリットを解説いたします。
当ページの内容がお役に立てば幸いです。
おさらい!そもそもキャッシュレスとは?
キャッシュレスとは、簡単に言ってしまうと現金以外での支払い方法の事です。
単純にキャッシュレスと言う事もあれば、キャッシュレス決済と呼ばれる事もあります。
現金以外での支払い方法といえば、クレジットカードや楽天Edy、WAONなどが挙げられますが、これら全ての総称を指します。
そのため、企業間で使われる買掛金の銀行振込や小切手・手形などによる決済も含まれますが、一般的にこれらは挙げられません。
キャッシュレスの種類
一般的に言われるキャッシュレスとは、消費者がショッピング等で気軽に行える方法を指します。
例えば、以下のような種類が挙げられます。
- クレジットカード
- デビットカード
- 電子マネー(楽天EdyやWAON、Suica、nanacoなどが該当)
- プリペイドカード
- QR/バーコード決済
キャッシュレス決済は3つに分類
もう1つ注目しておきたいのは、支払いパターンです。
キャッシュレス決済は、主に以下3種類に限定されます。
- 即時払い
- 前払い
- 後払い
1つ目の即時払いは、言葉の通りです。
その場の支払いで、銀行からお金が引き落とされるシステムとなっております。
主にデビットカードが該当しますね。
2つ目の前払いは、予め現金をカードに入金(チャージ)して支払いできるシステムです。
例えば、2,000円を入金したら、2,000円分のキャッシュレスが可能という感じですね。
こちらは、電子マネーやプリペイドカードが該当します。
3つ目の後払いは、支払いを行った後日に銀行からお金が引き落とされるシステムです。
例えば、8月10日に10,000円の買い物を行ったけど、実際にお金が引き落とされるのは8月20日という感じです。
後払いは、クレジットカードが該当します。
ポイント還元も豊富?キャッシュレス化のメリット6選!
キャッシュレスの概要についてご理解頂けた事で、今度はメリットを解説いたします。
儲かる?支払い方によってポイント還元率が豊富に!
キャッシュレス決済の恩恵の1つとして、ポイント還元率が豊富になる事が挙げられます。
これは支払い方にもよりますが、例えばクレジットカードだと100円で1ポイントと言った感じで、カード支払いにするだけでポイントが手に入る仕組みとなっています。
そして、このポイントは現金払いの代わりに使えるので、ポイントが貯まった際には買い物料金を節約する事も可能です。
これは、現金払いにはない大きな強みと言っても過言ではありません。
現金払いの場合、別途ポイントカードを発行しなければならないため、非常に面倒です。
しかし、キャッシュレスなら、その手間も発生しません。
買い物と同時に、お金が儲かる。まさに、お得すぎるメリットではないでしょうか。
手元に現金が無くても払う事ができる
財布を確認せずに買い物に行ったら、現金が足りなかったという事も珍しくはないでしょう。
しかし、キャッシュレスならその心配も不要です。
電子決済になるので、現金が足りないという状況においても、料金不足に困る事はありません。
想定外の時に大活躍してくれます!
ただし、事前にチャージが必要な電子マネーなどは、残金が不足していると払えない事があるので要注意です。
簡単!スピーディーに決済できる
キャッシュレスは、現金に比べてスピーディーに決済できるのも魅力です。
カードを通すあるいはかざすだけで決済が完了します。
現金払いだと、お金の受け渡しで小さな手間が掛かってしまいます。
消費者側はもちろん、お店側に取っても負担となりますよね。
その点、キャッシュレスはさっと決済できますので、お互い余計なコストを掛けずにやり取りを終えられます。
銀行引き落としの手数料をカットできる
銀行での現金引き落としは、事例によって数百円程度の手数料が発生します。
たかが数百円と思われるかも知れませんが、これが積み重なっていくと大きな額になります。
ですが、キャッシュレスに変更すれば現金を引き落とす頻度が減るので、手数料の節約にも繋がるわけです。
キャッシュレス限定のキャンペーンを受けられる
大型ショッピングのような場所に行くと、「クレジット払い限定のキャンペーン展開中」といった宣伝を見た事がある人も多いのではないでしょうか。
キャッシュレスは先ほども話した通り、コストなどの理由で店舗(企業)側からしてもメリットがあります。
ですから、お客様にキャッシュレスを勧める店舗も少なくはないのですが、同時にキャンペーンなどで優遇も行っているのです。
履歴が残るからお金の流れを管理しやすい
キャッシュレスで支払った料金は、決済履歴がデータとして残ります。
現金払いにおけるレシートは、誤って捨ててしまう事も珍しくはありませんが、電子上での履歴なら、そういったアクシデントも防げます。
また、家計簿アプリとの連携も可能なため、お金の流れを管理しやすくなります。
良い事ばかりじゃない?キャッシュレス化のデメリット
このように、多数のメリットを持つキャッシュレスですが、注意しなければいけない点もいくつかございます。
ここでは、キャッシュレス化のデメリットをまとめました。
個人情報を奪われる可能性がある
キャッシュレスは、個人情報を奪われるリスクが少し高まります。
例えば、クレジットカードの場合、紛失したり盗難被害に遭ったりすると、第三者にカードの情報すなわち個人情報を奪われる可能性がございます。
QR決済とかだと、QRコードを悪用した詐欺も・・・。
近年では、支払いの種類に応じて様々な対策法がされていますが、それでもゼロリスクにするのは簡単ではありません。
もしもの時、どのように対策すべきかを把握し、また常に警戒を怠らないよう意識することが大事です。
手続きで苦戦をしてしまう ※主に高齢の方
キャッシュレスを実現するまでに、カードの発行やアカウントの開設など、色々と手続きを行わなければなりません。
また、こういった手続きはネットを使った操作も必要となります。
若い人ならまだしも、ご高齢の人は電子的な操作を苦手としている人もいます。
そのため、ご高齢の人からは敬遠されがちでしょう。
端末の電池切れやカードの故障で使用できない事がある
支払いの元となる端末の電池切れやカードが壊れてしまうと、キャッシュレスもできなくなります。
こうした突然の事態も想定し、キャッシュレスだけに期待するのではなく、現金も多少所持しておくと良いでしょう。
災害時によっては使えない事がある
キャッシュレス決済は、基本的に通信を用いて行われます。
そのため、災害時に通信障害が起きると決済ができなくなる恐れがあります。
こうした事態も想定した上で、キャッシュレスと向き合っていかなくてはなりません。
決済が可能なのは加盟店のみ
キャッシュレス決済の厄介な点は、どこでも使える訳ではないという点です。
店によってクレジットカードは使えるけど、QR決済は不可能・・・。そして、逆パターンだって存在します。
最近では比較的多くの店舗が対応できるようになっていますが、規模の小さい店舗や昔ながらのローカルな店舗などは、未対応のケースもあります。
まとめ
経済産業省が公開したデータによると、日本でのキャッシュレス普及率は約20%程度です。
そのため、現金払いを希望する人が多い事が窺えます。
ですが、個人的にキャッシュレスの強みは、やはりポイント還元に優れている事だと感じています。
例えば、同じ年収のAさんとBさん。
Aさんは現金払いで、Bさんはキャッシュレス決済だとしましょう。
Aさんは現金払いなので大してポイントは貯まりませんが、Bさんならキャッシュレス決済なのでポイントも貯まっていきます。
ポイントは、現金代わりとしての利用が可能なので、結果的にBさんのほうがお得になるのは言うまでもありません。
それにポイントは収入として含まれないので、副業が禁止されている会社でも安心です。
お得に儲けられてかつ副業禁止にも引っかからない、その他多くのメリットを持つ。
それがキャッシュレスです。
今回の内容がきっかけでキャッシュレスに興味を持たれた方は、利用を検討してみてください。
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