すっかり卒業シーズンも終わり、新入社員がやってくる時期になりましたね。新入社員が入ってきたら、年の近い人が教育係になること多いですよね。
でも自分だって入社年月が浅いんだし、ましてや初めての部下となったら、「どうやって指導したらいいのかわからない!」と困ってしまいますよね?
わかります。私の場合、初めての部下は同性の女性だったので、あまりきつく言うこともできず、とても苦戦しました。
しかし、ここできちんと指導してあげられないと、新入社員は育たず、仕事も任せられず、自分が大変になってしまいます。
そこで、この記事では、部下の指導に苦戦していた私が、当時の経験を基に、女性部下の指導方法についてご紹介していきます。ぜひ参考になさってくださいね。
これさえ押さえれば完璧!女性部下の指導法4選
女性の部下を指導することは、男性の部下を指導するよりも難しいです。
しかも初めての部下ならなおさら大変。今からお伝えするポイントをしっかり覚えて、仕事の出来る部下を育てましょう!
褒める時は具体的に褒める
女性は男性に比べて、共感を得ようとする傾向にあります。
なので褒めるときは、結果を褒めることはもちろん、結果だけではなく、その結果に至るまでの、苦労した過程も含めて褒めてあげることが必要です。
例えば、「さっきのプレゼン資料とてもよかったよ。特に他社との比較グラフがとてもわかりやすかった。あれ作るの大変だったでしょ。おかげでいいプレゼンになったよ。ありがとう。」という感じですね。
こんなに細かく褒めてもらえて、しかも苦労して頑張ったことも気づいてくれるなんて、次はもっと頑張ろうって絶対思いますよね。
私ははじめ「資料わかりやすかったよ。」ぐらいで褒めていたのですが、細かく褒めるようになってからは、部下の資料がどんどん上達していきました。恐るべし褒めパワー。
怒るときは具体的に怒り、感情を不必要に刺激しない
これは女性の部下に多いのですが、怒られると人格を否定された気になったり、負の感情が長引いたりします。
ですので、何か怒るときや注意するときは、やみくもに怒り感情を刺激せず、何がいけなくて何が正しいのかをはっきりと伝えることが大切です。
ましてや、年の近い人からの注意は受け入れにくいため、はっきりと具体的に伝えましょう。
また、何で怒っているのかを相手に納得させるように意識するといいです。その後、改善されたらしっかりと褒めることも忘れないように。フォローも大切です。
ポジティブにする声かけ
男性は感情よりも論理を重視する傾向がありますが、女性は論理よりも感情が重要になってきます。
なので、気分がネガティブな状態ではまったく仕事をしてくれません。
そこで、ここでは、いかにポジティブな状態にさせるかがカギとなるので、ポジティブになる声かけをしてあげましょう。
部下のスキルよりも少し高い仕事を与えて、挑戦していると思わせることもポジティブな思考に持っていけます。
難しすぎても簡単すぎてもやる気はなくなってしまうので、日頃から部下を気にかけておきましょうね。
私が一年目だった時は、少し大変な仕事の方がやりがいもあり、任されているという実感もあり、とても成長できた記憶があります!
あなたが一年目の時を思い出して、何をされたらポジティブになれたのかなど考えてみるのもいいですね。
いつでも相談できる関係をつくる
これは一番重要ですね!特に一年目の女性社員は、ため込んでしまうことが多く、年も近く同性のあなたが一番参考になる先輩なんです。
そんなあなたが、親身に、何に困っているのか、何ができて何ができないのかを聞いて相談に乗ってあげれば、その部下にとって何をしてあげるべきなのかが、おのずと見えてくるはずです。
私はお昼ご飯を一緒に食べる時間を増やして、積極的にコミュニケーションをとるようにしていました。
最初は、心を開いてくれませんでしたが、回数を重ねると部下の方から話しかけてきてくれるようになりました!
これをやったらアウト!やってはいけない指導法3選
続いては、やってはいけない指導方法についてご紹介します!無意識でやりがちなことですので、しっかり覚えておいてくださいね。
個人的な感情をぶつける
これは最悪な上司のパターンですよね。(笑)
あなたの仕事でミス発覚、部下の尻ぬぐい、プライベートで嫌なことがあった、などなど、人間は誰しもイライラしてしまうことがたくさんあります。
ですが、それと部下の指導は別物です!!
あなたの感情や気分によって、部下に怒ったり注意したりした時には、もうその部下は、あなたの言うことを聞かなくなります。
本当に部下のためになることを考えて行動しましょう。
女性は特に私情を仕事に持ち込みやすいです。私もあります。そんな時こそ、深呼吸をして部下に接する時はクリアな状態にすることが大切です。
自分のやり方を押し付けない
あなたにはあなたの、部下には部下の性格があり、やり方があります。
それを無理に、あなたのやり方に合わせてしまったら、部下の可能性を狭くしてしまいますよね。
それどころか、実は部下のやり方のほうが効率がいいかもしれません。
いくら上司で経験があって、やりやすいやり方があっても、広い心で部下のやり方を見守ってあげてください。そして、部下が困っていたら優しく教えてあげましょう。
私は実際、部下に教えた内容を部下のやり方でやっています。そっちの方が早く、やりやすかったからです。すべて自分が正しいわけではないと改めて思いました。
部下から仕事を取り上げない
これは女性の上司に多いのですが、部下のやっている仕事に対して、口うるさく指摘をしたり、部下ができないからといって代わりにやってあげたりすることがあります。
部下にとっては慣れない仕事で、頑張ってやろうとしているのに、上司に細かく指摘されたり、代わりにやられたりしては、部下は成長できませんよね。
やってあげたい気持ちは十二分に理解できますが、ここは我慢です。せっかく指導しているのに、成長する機会を奪ってしまっては、元も子もありませんからね。
まとめ
部下の指導方法は、ここに書ききれないくらいたくさんあります。
また、部下の性格によっても指導方法は変わってきます。部下のことを一番に考えて、部下にぴったりの指導をしてあげてくださいね。
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